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江戸前の粋な小唄の歌詞をお楽しみください
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 本調子
春立つや 陽影雲らで 解けそむる
雪や氷にふさがれし
悪魔 毒気もたちまちに

 二上り
さらりと今日の厄払い
重ぬる年の寿(ことほぎ)を
福は内輪の 睦まじく
まくも笑顔の豆つぶて
わたる わたる世間に鬼はない
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 本調子

夫婦雁 一羽離れて 身は墨染めの
悟り顔なる 菊の露
浮世はなれて 奥山住まい
恋も悋気も 忘れていたが
鹿の鳴く声 聞けば昔が恋しうてならぬ
ええ 神も仏も もう知らぬ
いっそ地獄へ 逆落とし
 三下り

夜桜や 浮かれ鴉がまいまいと
花の木影に誰やらがいるわいな
とぼけしゃんすな 芽吹き柳が
風にもまれて ふうわり ふうわりと
おおさ そうじゃいな そうじゃわいな
 本調子
逢いたさ 見たさに 怖さを忘れ
吹雪く夜道を十日町

 二上り
やるせないぞえ 人目をよけて
恋のトンネルくるくると
たぐれば遠い 夢がうく
越後 名残の 糸車
 本調子
駕籠のたれ 上げて眺める峠の紅葉
女役者の旅ごろも

 二上り
雲見れば 花のお江戸が恋しゅうてならぬ
赤い灯りの猿若三座
アレ降りだした夕しぐれに
ぬれる心の牡丹刷毛
旅のあわれを 谷から谷へ
「笠をなぁ 手にもちよ
 どなたも さらばよ」
誰のすさびか 小室節
 本調子

実(げ)に住吉の松こそ めでたけれ
深緑 枝も栄えて 葉も繁る
仲もよいよい 相生の松に契らば
裏戸をあけて 月ととも寝の気はざんざ
おもしろや
風は颯々 浪は白々
謡い奏でて 祝す寿
 三下り

すっぽかす あなたの癖と知っていながら
もしや よもやに 今日もまた
やっぱり憎い すっぽかし
二度と会うまい くやしさを
まただまされる 口車
 本調子

花の雲 鐘は上野か浅草か
所縁の色の鉢巻も
江戸紫や 伊達姿
堤八町 衣紋坂
大門くぐる助六に
煙管の雨が降るように
 三下り

初座敷 競うや あやめ かきつばた
柳の枝に咲く 繭玉の
笑顔あつめて 祝い酒
繭玉の白きは清らな ぬしへの心
赤きは胸に燃ゆる火の
思いうれしく 島田にさせば
裾のさばきも晴れ晴れと
ほんにめでたき 今朝の春
 二上り

浪の上にもなぁ すっくと立って
そもそも我こそ 桓武天皇九代の後胤
平清盛 三男知盛 
八島の戦い 打ち負け 残念
これまで 現れた
そこで白柄のなぁ 薙刀小脇にかいこんで
弁慶久しや 義経無事か 静もまめかと
言うより早く 船の小縁をくるくる廻って
海の中へどんぶりこと 飛び込んだ
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お江戸東京は麻布飯倉と日本橋で小唄のお稽古をしています。
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